【参加レポート】ISO TC22/SC33/WG11に参加してまいりました

About ISO TC22/SC33/WG11

ISO TC22/SC33/WG11では、シミュレーションに関連する、以下の3つのISO策定に向けて議論が進められています。

・ISO 23985:Weave test for on-center handling quantification
・ISO 11010-2:Perception sensor models for ADAS /AD
・ISO 11010-3:Tyre model generation process

日本からの参加者

今回のISO TC22/SC33/WG11は、ベルリンのVDAで開催され、現地には日本から以下のメンバーが参加しました。

・神奈川工科大学 井上教授
・日産自動車株式会社 京極主管
・株式会社ブリヂストン 桑山首席研究主幹
・マツダ株式会社 兼品主席エンジニア(JSAE事務局)
・BIPROGY株式会社 木村スペシャリスト(記)

議論のポイント

・センサーシミュレーションに関するISO策定に際しては、ASAMなど他の標準化の動向にも目を配り、ISOはターミノロジーとクラシフィケーションに注力することで合意

・そのほか、井上教授より、各センサの実用的な観点も考慮して柔軟に標記するべきこと、センサの性能向上を視野に入れて、内容を見直していく必要があること等の指摘がなされ、参加者の理解を得た

当日の様子

Thoughts

・今回のように、ISOの方針とそれに応じた記載のレベル感といった抽象的な感覚をすり合わせるためには、やはり面着での会議が重要

・また、ドイツが主導する議論の中で、技術的に譲れない点をきちんと主張していくことの重要性を再確認